ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2005.1.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミ島東海岸は津波地域
もしフィリピン海溝で地殻変動による大地震が起きると、ミンダナオ島東岸部には津波の危険がある。火山地震研究所のカバンリト第十一地域所長がこのほど警告した。
過去の経験によると、海底地震が津波を起こすと、短くて四分、長くて七分のうちに、高波が沿岸部に襲ってくるという。
この地域は長さ百五十︱二百キロの「フィリピン断層地帯」に並行しており、ミンダナオ地方では南スリガオ州からコンポステラバレー州を経て東ダバオ州までが最も危険。一方、ダバオ市などは大地震では地面がゆるんで、ビルなどが沈む液状化現象発生の恐れがある。同所長は、地方自治体がこうした地震・津波がもたらす災害について認識を深めるよう促している。(7日・ブリティン)