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　イロイロ州農産品部は子供たちにクモを捕獲しないよう呼び掛けている。同地方では学童がクモを捕らえマッチ箱に保管、友達同士でクモにけんかをさせる遊びがはやっているという。レイナルド・オサノ同部長はクモが有益な虫であることをキャンペーン中で、州政府にはクモ捕獲禁止条例を制定するよう働き掛けているという。

　同部長によると、クモはあちこちに巣を張り、イネに有害なヨコバイなどの害虫を捕らえて食べる。とりわけ米どころの同州では重要な益虫という。おもしろ半分でクモを捕まえないよう農民、学童などに呼び掛けを続けている。カリノッグ町では現在、クモ捕獲禁止条例を審議中で、同部長は無農薬栽培にはクモは不可欠と強調した。（17日・ブリティン）