ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2004.8.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
不況で生徒数がダウン
ビサヤ地方中部の公立校の生徒数が今年の新学期、昨年比で四万八千人も減少していることが教育省中部ビサヤ事務所の統計で分かった。内訳は小学校が同二万九千七百二十八人の減、高校が同一万八千八百三十八人減だった。
モルデノ同事務所長によると、生徒数の減少は経済的苦境のため、親たちが子どもを学校へ行かせるのをやめざるを得なかったせいという。「両親に子どもを学校へ行かせる財政的余裕がなく、子どもたちは家族を助けるために仕事を探す必要が生じているようだ」というのが同事務所長の分析。セブ、ダナオ市では生徒数が減少しているが、ラプラプ、マンダウエ、タリサイ各市では増加しており、近くの学校へ転向した可能性も指摘されている。(19日・ブリティン)