ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2004.8.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
警官付きで海外逃亡
無謀運転で政府高官を交通事故死させた上流階級の若者が十六日、サンボアンガから海路、国外脱出する寸前、国家捜査局(NBI)に捕まった。国家警察本部所属を名乗る警部が付き添っていた。
若者はジェイソン・アイブラー容疑者(22)。アジア開発銀行幹部の息子で米国籍。国民的歌手フレディ・アギラのおい。同日午後、マレーシア領サンダカンに向けて出港直前の客船「レディ・マリージョイ2号」内で、船長が海外渡航禁止命令が出ている同容疑者を発見した。付き添いの警部が「名前を船客名簿から外してくれ」と頼んだという。
同容疑者は八日深夜、車で暴走、パシッグ市内でネスト・ポンセ大統領補佐官(住民福祉担当)の車と激突、同補佐官は死亡した。(18日・インクワイアラー)