ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 298字|2004.8.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
私設処刑団員を初逮捕
ダバオ市に横行する私設処刑団員とみられる男が十六日、送検された。ことしになって少なくとも六十人が犠牲になっているが、犯人逮捕、送検は初めて。
十一日午後九時半ごろ、ダバオ市営バスターミナル付近にいた車の客引き、ヒラリオ・ダイロさんが数人の男に取り囲まれ、銃撃されて死んだ。銃声を聞きつけたダバオ警察署タスクフォース隊員がバイクで逃げようとしたロミイ・タエサ容疑者を検挙した。同容疑者は45口径の拳銃を所持していた。
ダイロさんは麻薬関連の罪で二年間服役、出所したばかりだった。調べに対し、タエサ容疑者は焼き豚の売り掛け金を集めていただけと主張、殺人容疑を否定している。(17日・ブリティン)