ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2004.8.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
出産制限は反イスラム
「避妊ならとっくにやっている。二人っ子政策などイスラムの教えに照らしてもってのほか」││フィリピン・イスラム聖職者連盟のマハモッド・アディラオ南ミンダナオ地区議長が息巻いた。
同議長によると、健全な性生活と家族計画に関するイスラム教義上の公式決定は今年一月、エジプトのイスラム大学者から出されたばかり。比でも三月から、外科的措置以外の避妊法は認められているという。しかし、①強制しない②親の判断に任せる③説明して選択にまかせる││という原則に立っており、国が子どもの数を二人に制限したり、出産間隔を五年間とするのは教えに反するそうだ。
また同議長は、「経済問題解決には二人っ子政策などよりも汚職の撲滅が先決」と述べた。(3日・スター)