ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2004.8.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
違法漁業を取り締まれ
西ネグロス州選出のイグナシオ・アロヨ下院議員はビサヤ海域で行われている「ムロアミ」と呼ばれる違法漁業を取り締まるよう国家捜査局(NBI)と比海軍に要請した。
最近、同議員の郷里、ビナルバガン町出身者がムロアミ漁船にリクルートされ、あまりのきつい労働に逃げ出し、同議員に助けを求めたことから、違法漁業の横行が明るみに出た。ネグロス島から二十一人が集められたが、うち八人が一カ月間休みなしの重労働に耐えきれず、脱出したという。八人は二十│三十歳の溶接工や農民で、にわか漁師になり、一日、数時間も海中深く違法操業をさせられたという。また、ムロアミ漁船が中国人の不法入国に使用されているケースもあると訴えている。 (2日・ブリティン)