ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2004.6.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
金鉱の帰属権争う
コンポステラバレー州マビニ町の町長は二十四日、デオロ山で新たに発見された金鉱が同町に帰属すると述べた。同じくマコ町の町長も同金鉱の帰属権を主張し、論争となっている。マビニ町長は近く調査隊を組織し、自身も現地を視察する意向だ。
両町は一九八〇年代以降、同山の帰属権を巡って争ってきた。その結果、同山は地理的にはマビニ町に属し、住民についてはマコ町に属するとの玉虫色裁定が出た。これにより、マコ町には地方交付金が加算支給されるとともに、この地区の事業所からは法人税を徴収している。
マビニ町長は「デオロ山の土地はわれわれのもの。だから同山の探鉱活動に伴う税収についても正当な取り分を得るべきだ」と主張している。(27日・サンスター)