ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2004.6.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
巻きたばこの輸出入禁止を
東ネグロス州選出のテベス下院議員はこのほど、世界貿易機関(WTO)に対し、今後十年間、巻きたばこ輸出入禁止に道を開く国際協定を締結するよう要請した。世界保健機関(WHO)の一九九五年の調査によると、世界の喫煙人口十一億人のうち、発展途上国が八五%、九億三千三百万人を占めているという。
「喫煙に起因して毎年、五百万人が死亡しているが、巻きたばこ輸出入禁止がベストと思われる」と同議員は言う。
米国で二百ペソ相当のマールボロ一箱が比では二十五ペソという。同議員は豊かの先進国が自国民の健康のため喫煙にブレーキをかけながら、免税の安いたばこを輸出して貧しい国の喫煙被害には無関心な態度をとっていることを強く批判した。(4日・ブリティン)