ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2004.5.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
マラリア予防に2千万ペソ
オーストラリア国際開発庁は二十六日、ミンダナオ島北部南アグサン州にマラリア対策のため二千二百五十万ペソを供与することで合意した。同州のマラリア制圧活動を目的に設立された地域信託基金で活用される。同基金は、マラリア制圧・予防計画の一環。オーストラリア開発庁が資金提供し、厚生省と南アグサン州政府当局が対策実施に当たっている。
同計画は同地域のマラリア感染を減少させ、ボランティアによる保健活動推進に効果を上げている。
これにより資金供与額は一九九五年から今年までに推定一億五千万ペソに達した。駐比豪大使と同州知事がマラリア情報システム関連の知的財産共有権や車両、機器贈与などの合意書に署名した。(27日・ブリティン)