害虫被害で災害基金拠出
[ 316字|2004.3.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
南コタバト州議会はこのほど、州内のトウモロコシ畑や水田で発生している害虫被害の救援策として災害基金を拠出することを決定した。ここ五年間で最悪の被害状況という。
州政府によると、昨年後半からネズミやバッタなどによる食害が深刻化。コロナダル、レイクセブ、スラー、バガなど五市町で被害が確認されている。既に四千ヘクタールの農地が全滅し、トウモロコシとコメを合わせた被害総額は少なくとも三千三百万ペソに上っている。
フエンテス州知事は「直ちに災害基金を拠出したい」との考えを表明。州の災害調整委員会の計画案を基に、殺虫剤の購入や被害農民への補助金給付のため一千二百万ペソを拠出する方針を明らかにした。 (2日・ブリティン)