ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 309字|2004.3.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
新興宗教の教祖、保釈
新興宗教団体、フィリピン慈善伝道協会(PBMA)の教祖、ルーベン・エクレオ被告に対し、セブ地裁は一日、健康状態の悪化を理由に保釈を許可した。保釈金は百万ペソ。
同被告は二〇〇二年一月に妻を殺害、近親殺人罪で起訴されセブ市内の拘置施設に収監されていた。被告の弁護士は「保釈後に教祖が国外逃亡する恐れはない」と述べ、同地裁の決定を歓迎した。
これに対し、検察側は保釈金を五百万ペソに引き上げることや国外脱出差し止めを地裁に申し立てる方針。
また、人権擁護団体、暴力撲滅運動のシオン副代表はエクレオ被告の健康状態が悪化しているとは思えないとし、「私的な都合によるもの」と非難している。 (2日・ビジネスワールド)