援助パソコン盗難
[ 346字|2003.12.10|社会 (society)|援助パソコン盗難 ]
高野駐比日本大使が、ロハス貿易産業長官に書簡送り事実関係の説明を求めた
日本政府の無償援助(総額六億ペソ)でフィリピン全国の公立高校に贈られたパソコン類を狙った連続窃盗事件で、高野幸二郎駐比日本大使は九日までに、ロハス貿易産業長官に書簡を送り、被害状況など事実関係の説明を求めた。
同長官からの返答を待って、日本政府としての対応を検討する。
援助事業は「公立高校のためのパソコン・プロジェクト」。日本政府の無償援助を受けて、全国の公立高校千校に新品のパソコン本体など計二万セット(一校当たり二十セット)が贈られた。学校への引き渡しは二〇〇二年一月の小泉純一郎首相の来比に合わせる形で始まり、〇三年六月までに完了した。
また、同年六月にアロヨ大統領が訪日した際、日本政府は同プロジェクトの第二弾として、総額十四億六千万円を無償援助することを決めている。