ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2003.11.17|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
イロイロ沖で禁漁
イロイロ州北部沖のビサヤ海域での漁業が十五日から半年間、一部制限される。産卵期に当たるこの時期に乱獲を防ぐことで、魚類資源を豊かにするのが目的。
対象はイワシ、サバ、ニシン類で、禁漁を命じた行政令一六七号に違反すれば最長四年間の禁固刑や最高五千ペソの罰金が科される。同令は二〇〇一年に施行、毎年、産卵期に運用される。
今年七月実施の調査では、漁民百四十八人のうち六二%が同令の施行後に漁獲高が増えたと回答。一方、「減った」は五%未満だった。
漁業水産資源局第六地方事務所長は禁漁措置について「漁業に携わる人には若干の犠牲を強いることになるが、長期的に見れば利益につながる」と、理解を求めている。(15日・トゥデー)