ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2003.11.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
生物多様性保護を
アロヨ政権は三十日、カラガ地方での生物多様性保護への運動を強化することをあらためて確認した。カラガ地方では環境天然資源省が野生生物保護管理計画に従って監視を強めている。ゴスン環境天然資源省長官は「近年、人々が森に生活の拠点を移す傾向が強いため、野生生物の生息地が止めどのない破壊にさらされており、これを阻止するための運動」と強調した。同長官はまた「樹木を伐採しての農地開発が急速に増えているため、生態系の破壊が進んでいる」という。絶滅危険種のフィリピンワシやドゥゴン(海牛)などの生息地も深刻な影響を受けているという。
同地域では自治体などの担当者に生物多様性保護の法律、政策の特訓を実施、活動に当たるとしている。(31日・ブリティン)