ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2003.10.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
大型コウモリの群落発見
大型コウモリ二種の群落がこのほど、ダバオ市バギオ地区のマラゴス川流域で発見された。民間団体、フィリピン・イーグル基金(PEF)によると、少なくとも八百羽のジャワオオコウモリとフィリピンオオコウモリが共生しているという。
二種とも翼を広げた時の全長が最大で一・七メートルに達する世界最大級の大型コウモリ。フィリピンオオコウモリは一九〇〇年代初頭に二百万羽が生息していたが、現在は数千羽が確認されるだけの絶滅危惧種。いずれも野生動物保護法で捕獲が禁じられているが、一キロあたり三十ペソで取引されている。
PEFの広報担当者は「コウモリは受粉を助けることで森林保全を担っている」と保護を訴えている。(5日・トゥデー)