ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 297字|2003.9.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
初の電話局オープン
イスラム教徒自治区(ARMM)タウィタウィ州の漁村、およそ千世帯が暮らすパババグ・バランガイ(最小行政区)に初の公衆電話局がオープンした。
電力供給のなかった同バランガイに、米国開発局(USAID)の援助で太陽光発電設備が設置されたのにともない、携帯電話大手のスマート社が衛星利用の電話局を開設した。
通話範囲は千三百万マイル四方で、パキスタン、パプアニューギニアまでカバーできるという。同社の担当者は「マレーシアなど海外に住む親類に連絡を取ったり、商売に利用してもらえれば」と話している。
パババグは州都ボンガオ町やマレーシア・サバ州から近距離にある孤島。(25日・インクワイアラー)