ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 304字|2003.9.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
男女の賃金格差広がる
民間団体、女性のためのミンダナオ委員会はこのほど、女性労働者に関する調査報告書を下院に提出、女性の賃金が不当に低いと訴えている。
調査によると、ミンダナオ地方の二〇〇二年の女性労働者数は一九九九年比一五%減のおよそ二百三十万人。これに対し男性労働者数は三年間で三十万人増え五百万人に達しており、女性の雇用機会が減っていると指摘。
特に農、漁村部での男女間の賃金格差が九九年には一日当たり十四ペソだったのに対し、〇一年には十九ペソに拡大したことを問題視している。
また、政府の農地分配事業でも一人当たりの面積が女性一・五ヘクタール、男性が二・一三ヘクタールで格差が生じているという。(27日・トゥデー)