ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2003.9.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
違法占拠住民は選挙権なし
二〇〇四年五月の全国統一選挙で、アバロス中央選管委員長が三十日、「違法占拠住民には選挙権は与えない」と発言、波紋を呼んでいる。
セブ市内でオスメーニャ、オレタ両上院議員、ガルシア前同市市長らと同席した際に、中央選管・中部ビサヤ地方事務所長に「違法占拠民の選挙人登録を受け付けないよう」指示したという。
墓地や公園、橋の下、海岸などに住み着いている住民や漁のため小舟で移動しながら生活している場合は「短期滞在者」と見なされ、有権者として登録する資格がないとの見解だ。
これに対し両議員は「憲法に抵触する」として反発。また、オレタ議員は「今後アバロス委員長が主張をどう正当化するかを見守る」とした。(31日・サンスター)