ハロハロ
横浜市の日本新聞博物館で新聞報道展「イラク戦争」が開かれている。米英軍による空爆開始からバクダッド陥落まで、世界を揺るがせたイラク戦争を新聞、通信社はどう伝えたのか。朝日、毎日、読売など七紙の紙面、号外、社説、コラムのほか、共同通信など通信四社の写真や最前線からの従軍記者レポート等が展示されている。
フセイン政権崩壊から一カ月、各国のイラク復興支援策が出そろった。しかし、日本では自衛隊派遣を可能にする復興支援法案がようやく国会に提出され衆院を通過。参院に送付されて月末には成立の見通しだが、事態が起きてから対処療法で繕ういつもの政治手法は変わらない。
ウェブサイトで「イラク戦争」や「新型肺炎」「日本人大リーガー」など特集ページを編集しているが、ブッシュ米大統領が戦争終結宣言を出した後、「イラク戦争」の特集名を「イラク復興」に変えた。しかし、その後も各地で衝突が頻発、「復興には程遠い」と疑問が出た。「イラク問題」「情勢」「動き」などの案が出たが、複雑化するイラク・ウオッチの統一呼称は難しい。(富)