ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2003.6.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
サマールの非識字率13%
サマール州では遠隔地の山間部、島しょ部で貧困と学校不足のため、未就学児が増え非識字率が上昇している。サマール地方教育委員会のキタリグ委員長によると、貧困層が増加したことに伴い、学校に行かず農業や漁業に従事する児童の数が増えている。
さらに小学校や高校を持たないバランガイ(最小行政区)がかなりの数に上り、これが学齢期の児童の就学機会を減少させる大きな要因と同委員長は指摘。また貧困家庭では三度の食事すらままならないという現実があり、就学児童の経費をまかなえないのが実情という。
サマール州当局によると同州の昨年の非識字者は未就学児童、大人で合計五万五千四百八十三人。非識字率は一三・〇三%に達しているという。(24日・ブリティン)