ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2003.6.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
冠水でレプトスピラ病発生
台風の影響で大雨が続く中、厚生省中部ビサヤ事務所は二十六日、冠水した場所で主に発生するレプトスピラ病に感染しないよう注意を促した。
レプトスピラ病はドブネズミなどの尿で汚染された水から感染するとされ、三︱十四日間の潜伏期間を経て悪寒、発熱、頭痛などの症状が出る。
同省伝染病監視隊(RESU)によると、これまでに五人の感染報告があり、うち二人が死亡した。昨年度は少なくとも十三人が感染、三人が死亡したという。
同事務所は今後数週間で同病の感染者がさらに増加すると懸念。家やその周辺を清潔にし、汚れた水を日常生活で使用しないよう呼び掛けている。また、地方自治体に対しては洪水対策を講じるよう求めた。(5月28日・ブリティン)