ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2003.4.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
薫製魚を世界市場に
フィリピン大衆に親しまれている薫製魚のティナパを世界のマーケットに売り込もうと主要生産地のサマール島カルバヨグ市などで計画が進められている。
同島北部のカルバヨグ市はティナパの主要産地だが、サルミエント市長は「ティナパ加工生産を資本強化して、広く国内市場はもちろん、最終的には海外市場にまで販路を拡大したい」と鼻息が荒い。
同市長によると、最近、首都圏SMメガモールで開かれた見本市で展示したところ、米国、メキシコから大量の注文があったという。また、日本、台湾、韓国などからも引き合いがあったと強気だ。しかし、資源保護のため、漁業法による規制強化で注文に応えるだけの漁獲量が確保できないのが問題点と打ち明けている。 (15日・ブリティン)