危機管理試験で半分落第
[ 318字|2003.4.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
国家警察中部ビサヤ地方本部(セブ市)で開かれた危機管理セミナーで、危機管理に関する試験が行われたが、出席した九十人の警察幹部の約半分が落第点を取っていたことが分かった。
ビサヤ地方から集まった警察署長ら九十人が主に生物兵器などの大量破壊兵器について二十五の質問に答えたが、四十三人しか合格しなかった。大量破壊兵器の探知や対応について知識が不足していることが裏付けられた。
満点を取った中部ビサヤ地方参謀長のロデロス警視正は「毎日、新聞を読む努力をしている」と話している。
このセミナーは、情報収集や事件発生時の対応などについての知識を深める目的で開かれた。誘拐事件やテロ攻撃を想定した演習も行われた。(11日・フリーマン)