ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2003.3.17|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
観光イメージ向上でツアー
ミンダナオ島ダバオ市では十六日から三日間、市最大の祭り「アラウ・ナン・ダバウ(ダバオの日)」が開かれる。しかし、ダバオ国際空港の爆破テロで死傷者百六十人以上を出した同市ではすでに観光客が減少。「安全な町ダバオ」を世間に証明しようとセブ市が一肌脱ぎ、市議や実業家を募って視察ツアーを実施することになった。
セブ市のオスメーニャ市長は爆破事件後、ダバオ市のドゥテルテ市長に医療チームの派遣を申し入れていたが、「人員は足りている」として実現しなかった。そこで観光イメージの回復を図る目的で、オスメーニャ市長は市議や市職員、地元の有力実業家ら合計約四十人を引き連れ、ダバオ市と対岸のサマル島のビーチリゾートを訪問するという。(13日・インクワイアラー)