ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2003.3.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
牛にウイルス性熱病
南コタバト州の畜産農家で畜牛に「三日病」と呼ばれるウイルス性の熱病が流行の兆しを見せており、州当局は警戒を呼びかけている。
この牛の疾病は一月から発生が報告され、現在、一日五件程度の報告があり、既に約四百頭が発症しているとみられる。州の担当獣医によると、重症の場合は死亡することがあり、死亡例も報告されているという。州当局は感染拡大防止策を講じたとしている。南コタバト、サランガニ両州およびジェネラルサントス市周辺はフィリピン第二の肉牛の生産地で、消費地への影響が懸念されている。
「三日病」は羽虫、蚊にかまれて伝染するもので、発熱、歩行障害、筋肉硬直などの症状が見られ、抵抗力の弱い牛は三日間で死亡するという。(24日・ブリティン)