ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 326字|2002.12.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
拉致ではなく逮捕
セブ市内で韓国人男性が韓国人とフィリピン人に拉致されたと地元セブ署に通報された事件で、出入国管理局の捜査員らが指名手配犯として男性を逮捕していたことが分かった。警察幹部は、「警察と入管の協力体制の欠如が今回の騒動の原因」と非難している。
入管によると、逮捕されたのは四十代後半の韓国人男性。指名手配の容疑は不明。韓国人捜査員数人とフィリピン人捜査員二人が市内の友人宅にいた男性を逮捕した。
しかし、警察の調べによると、捜査員が男性の自宅から妻と子供、メード、運転手を連れ出したため、家族はパニック状態になった。また、友人宅のメードは、捜査員に対し、「韓国人男性はここにいない」と答えた際、頭を殴られたと訴えている。(11日・インクワイアラー)