ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2002.11.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
国民ID制導入に反対
複数の労働組合は二十七日、セブ市で先行実施される予定の国民身分証明番号(国民ID制度)に反発した。セブ当局に対し、制度導入の代わりに情報収集ネットワークの強化を求めた。
労働センテニアル委員会(LCC)のルアサ副委員長は「国民ID制度ではテロは解決できない。イスラム過激派、アブサヤフを捕えるのに必要なのは、優良な情報ネットワークだ」と訴えた。また、セブが試験的に先行実施されることについても、議会に対し、導入前に協議会を開くよう求めた。
フィリピン人労働者組織(BMP)のスポークスマンは「国会での承認なしの制度導入は違憲」と指摘。当局が強行するならばストライキを起こすと圧力をかけた。(28日・セブデーリーニュース)