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　セブ州のロンダ町はこのほど、海岸生態系保護区の運営を再開した。一九八六年に指定された同区は財源不足から運営に失敗していた。

　四バランガイ（最小行政区）の六百メートルにわたる海岸線で、沖合約百│三百メートルまでを不可侵地区とし、漁はもちろん不可。通過する船はエンジンを止めなくてはならない。中核地域の周辺に漁が可能な緩衝地区を設ける。

　地区の監視には、漁民の有志十二人があたり、違反者は漁獲物の押収や罰金などが科される。

　保護区再開は、町議会が七月に可決した保護区決議案に基づいている。マングローブ林が豊かに残された同地区では、漁獲量が明らかに減少しているため対策が望まれていた。（23日・セブデーリーニュース）