ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2002.9.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
露天商50店舗を強制撤去
セブ市当局は十七日午前五時ごろ、同市オスメーニャ通りにある違法露天商五十三店舗を強制撤去した。これに抗議するため、撤去されたサントニーニョ歩道露天商協会の一部メンバーは同日午後、市役所前で集会を開いた。市側は九カ月前から立ち退きを通達していたとして、「違法性はない」と説明している。
同協会のアモラ会長によると、撤去の際に露天商の商品以外に店に飾っていた聖像も市当局に没収されたという。会長は市に返却を申し入れたが、「裁判所命令が必要」と拒絶された。オスメーニャ市長は「商品を返せばまた商売を始める」としている。
強制撤去はセブ市警の警官百十五人が行った。撤去後、オスメーニャ通りは四車線がフルに使えるようになった。(18日・サンスター)