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　ミンダナオ島北部カガヤンデオロ市のエマノ市長はこのほど、市のインフラ事業に入札した企業に対し、市長や市職員への贈賄をやめるよう報道関係者を通して警告した。

　市長によると、マニラ本社のジェク貿易建設社が六億ペソ規模の「バルラン・タグアナオ橋プロジェクト」の落札を狙っている。市長がマニラを訪れた際、同社が収賄しようとしたため、「公平で透明な入札を望んでおり、私を抱きこむことはできない」と忠告したという。

　同社は市役所に事務機器を送りつけていたが、「市側との関係をスムーズにするため。わいろではない」と弁解している。入札には二十四企業が応募、うち同社を含む二社が「入札資格あり」と判断されていた。（17日・インクワイアラー）