ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2002.9.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
フィリピンワシを保護
ミンダナオ島北アグサン州ブツアン市で捕獲されたフィリピンワシが十六日、ダバオ市にあるフィリピンワシ基金に引き渡された。フィリピンワシは絶滅の危機にさらされ、保護対象になっている。
捕獲されたワシは翼開長二・二メートル、体重約三・五キログラムのオス。ブツアン市アンティカラにある農場で農夫が発見した。農夫の話によると、農園にいた子豚が殺されていたという。
農夫から連絡を受けた環境天然資源省の現地事務所は、同市にワシを保護する適切な施設がないことを理由に、フィリピンワシ基金に渡すことを決めた。
フィリピンワシはルソン島やミンダナオ島などの原生林に生息。現在では五十羽前後にまで減少しているもよう。(17日・インクワイアラー)