ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2002.9.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
薬物教育は実物で?
セブ市のオスメーニャ市長は、十月から市内の公立高校で違法薬物の実態を知る授業を実験的に実施することを明らかにした。覚せい剤や大麻を教室に持ち込み、可能ならば生徒に「味見」もさせるという。しかし、ミニョサ市議は既に「危険薬物委員会はこの授業を承認しないだろう」と市当局に警告している。
授業は薬物中毒の現状やリハビリについての講義も行い、少なくとも三人の講師を招く。薬物使用が横行しているパシル、エルミタ両バランガイ(最小行政区)のどちらかにある高校で行う予定で、効果が見られれば小学校でも実施したい意向だ。市長は「授業をすることで薬物使用につながる好奇心を抑制することができるだろう」と効果に期待している。(3日・セブデーリーニュース)