ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2002.7.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
児童労働対策チーム結成
イロイロ市でこのほど児童労働に関する研修会が開かれ、政府、非政府団体(NGO)、教会団体などが合同で児童労働対策チームを結成した。西ビサヤ地方では二十万人以上の児童が危険な場所で働いているという。
主な仕事内容は西ネグロス州ではサトウキビ農園や花火製造工場、イロイロ州では家事手伝いなど。売春や漁業に従事している児童もいる。
国連の国際労働機関(ILO)は児童労働をなくすために対策チームへの援助を確約。広報活動のほか、保護した子供のリハビリセンターや職業訓練学校を提供するという。ILO職員によると西ビサヤ地方全体の児童就労人口数は他の地方より少ないが、多くの児童が危険な状況に置かれていると発表した。(8日・インクワイアラー)