ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2002.7.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
セブ市長リコールの動き
セブ市でトマス・オスメーニャ市長のリコールを求める動きが表面化、先に行われたバランガイ(最小行政区)代表議会のリコール予備議会で出席四百十四代表(定数七百二十)のうち、三百九十九の賛成票を獲得、過半数を超えた。オスメーニャ市長派と前市長で政敵のアルビン・ガルシア氏派の政争とみられ、現市長派はこの結果に疑問を呈した。
リコール投票要求決議は選挙管理委員会に送られるが、オスメーニャ市長の弁護士は、ガルシア前市長派が投票前、バランガイ代表を豪華ホテルのディナーに招いたことなどを不明朗と指摘、近く正式に選管に訴えるという。選管は予算不足でリコール選挙実施は事実上無理、同市長追放はあり得ないとの見方も出ている。 (8日・ブリティン)