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　火山地震研究所はこのほど、ネグロス島のカンラオン火山への登山禁止を改めて勧告した。最新の観測結果で噴火口から白い蒸気が二百メートル上空まで発生しているのが分かった。

　同研究所は今年二月、地震活動を観測したため「レベル１」の警報を出し、登山を禁止した。四月になり地震活動が止まったため警報を解除したが、突発的に火山灰が発生する可能性があるため、登山は禁止したままだ。

　また、火山から半径四キロ範囲への立ち入りも極力避けるよう呼び掛けている。

　同研究所の火山観測班は先月末から現地入りし、火山活動を詳しく観測している。

　カンラオン火山は中部ビサヤ地方の最高峰で標高二、四六五メートル。（１日・インクワイアラー）