ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 310字|2002.7.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ビサヤ地方は非口蹄疫地域
フランスのパリに本部のある国際動物疫学事務所はこのほど、ビサヤ地方とパラワン、マスバテ両島を家畜のウイルス性伝染病、口蹄(こうてい)疫の非伝染地域と認定した。ミンダナオ地方は昨年、非伝染地域として認められている。
農務省によると、ルソン島では今年一︱六月に百十九件の口蹄疫感染が報告された。九十七件だった昨年同期の報告件数を二十二件も上回っているが、同省の口蹄疫対策班は、「平年並みで、大流行の兆候はない」とみている。
口蹄疫は牛や羊、豚など偶蹄(ぐうてい)類が感染するが、フィリピンではほとんどが豚。死亡率は低いものの感染力が強い。しかし、口蹄疫に感染した肉食などによる人体への感染の可能性はほとんどないという。