イスラム教徒食品基地に
[ 293字|2002.4.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方を「ハラルフード」と呼ばれるイスラム教徒向け食品の生産基地として承認し、同食品の認証機関を早急に設置するよう政府に要望する声が同地ビジネスマンの間で高まっている。
米国民間調査機関の調べでは、世界のハラルフード貿易は年間千五百億ドル規模で、フィリピン経済にとっても魅力的なマーケット。
イスラム教徒ビジネス協議会のオレルモ会長は「イスラム人口の大半が集中するミンダナオをハラル貿易の中心とするのは理にかなっている」と説明。「輸出向けにヤギやヒツジなどの家畜飼育を増やせば、食品加工業者の誘致も可能だろう」と、ビジネスチャンス拡大を期待している。(15日・ブリティン)