ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2002.4.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
NPA、攻撃を命令
共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)の創始者、ホセ・マリア・シソン氏がこのほど、セブ市のマクタン・ベニト空軍基地への攻撃を命令したことが明らかになった。比米合同軍事演習「バリカタン02ー1」に参加する米軍を標的にしたものだ。しかし、NPAの報道官は勢力範囲に米軍が入れば反撃するとしているものの、基地への攻撃は困難だと公言している。
国軍は同基地に米軍が到着する前から厳戒態勢を敷いており、セブ州警察も攻撃に対する警戒を強めた。米軍も「訪問米軍の地位に関する協定」(VFA)により、反撃が可能だ。
現在、約二百五十人の米軍兵士が同基地に駐留し、フィリピン南部での合同軍事演習の補給を担っている。(16日・サンスター)