ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2002.1.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
水不足を懸念の声
セブ市でこのほど開催された下院の下水道法案に対する公聴会で、地元参加者から「十︱十五年で飲み水が枯渇するのでは」などとセブ島の深刻化する水不足問題に対する懸念が噴出した。
同法案は水が汚染されないよう下水道設備を都市部で整備する内容。しかし、参加者の一人は「守る水がなくなれば、法案を施行する意味がない。同法案に反対する訳ではないが、より緊急で重大な問題に応えていない」と水不足に対する懸念を表明した。
これに対してサンファン下院議員は「セブの水問題は汚染ではなく不足にある」と同意を表明。原因として山間部で木材伐採が進み森の保水力が落ちていること挙げて、植林に取り組む必要性を指摘した。(22日・セブデーリーニュース)