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[ 272字|2001.6.26|社会 (society)|econoTREND ]
□エクイタブル銀、経営健全化進む
昨年末にエストラダ前大統領の賭博(とばく)献金疑惑の預金先として注目され、総額350億ペソもの預金引き出しで経営難に陥っていたエクイタブルPCI銀行は、このほど、経営再建が功を奏し、引き出し総額の約半分が既に再預金されていることを明らかにした。ビスタン同行頭取は、「預金の取り戻しに加え、中央銀行から緊急融資された300億ペソのうち、既に150億ペソを返済した」と説明、「預金者の信頼は取り戻した」と回復ぶりをアピールしている。しかし、同銀行の不良債権比率は18─19%と高く、担保資産の処分などを通して不良債権比率の引き下げに取り組んでいる。