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[ 326字|2001.6.26|社会 (society)|econoTREND ]
□中銀、インフレ懸念で金利引き下げず
中央銀行は21日、ペソ安が進行しインフレ率が上昇する懸念があるとの理由から、さらなる主要金利の引き下げを今週中は実施しないことに決定した。主要金利である翌日物の借入金利9%、同貸出金利11.25%は、いずれも先月18日以来固定されている。大統領府は、最近のペソ安進行について、「ペソの対米ドルレートは、昨年12月29日からこれまでに3.69%下落したが、近隣諸国の現地通貨に比べると、ルピア(インドネシア)同15.4%、バーツ(タイ)同4.2%下落より安定している」との声明を出している。中銀は、インフレ率が従来の6.7%から今年5月に6.5%まで下がったことから、今後5.5%まで下がれば、翌日物借入金利も8.25%まで下がるとの見通しを示していた。