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[ 308字|2001.5.25|社会 (society)|econoTREND ]
□政府、半完成車の輸入禁止へ
ロハス貿易産業長官は21日、政府は今後、これまで特定の自動車組立業者に認めていたセミノックダウン車の輸入枠を廃止することに決定したと発表した。セミノックダウン車は、完成車からタイヤとバッテリーを除いただけの半完成車だが、現在、完成車に対する30%の関税よりも低い3─10%の関税率が適用されている。これまで大統領府が特定の組立業者にのみ与えていた優遇措置が他の業者に不平等をもたらすほか、国内の自動車開発に支障を来すというのが理由。エストラダ前大統領時代にはフォルックスワーゲンやクライスラーなど欧米車種を中心に4,000台近い半完成車の輸入が認められたため、10億ペソ近い関税収入分が国庫に納入されなかったという。