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[ 288字|2000.10.14|社会 (society)|econoTREND ]
□総外貨準備高が5億ドル減少
中央銀行の発表によると、今年9月末現在の総外貨準備高は149億ドルだった。8月末現在に比べ5億2,000万ドルの減少。同額は、4.5カ月分のモノとサービスの輸入額に相当する。「満期を迎えた政府債務の返済を要因」としているが、市場関係者は、「中銀によるペソ防衛のための市場介入が原因」と分析している。さらに、①今後さらなるドル売りを迫られる②財政赤字の目標超過で国際通貨基金(IMF)からの特別融資(スタンドバイ・クレジット)最終付与分が受けられない——などの理由で外貨準備高は一層減少するとみている。総外貨準備高から中銀の短期債務を差し引いた純外貨準備高は113億ドルだった。