パグアサ島で接触事件 中国民兵船が比公船に
[ 343字|2024.10.16||政治 (politics) ]
南シナ海パグアサ島付近で中国海上民兵船が比の漁業取締り船に対し危険操船を行い接触
農務省漁業水産資源局(BFAR)は15日、パラワン島から約260カイリ西に位置する南シナ海パグアサ島(フィリピンが実効支配)近海で定期巡視を行っていた同局の漁業取締り船「BRPダトゥ・カバヤイロ」(全長30メートル)に対し、中国の海上民兵船(船首番号00108)が危険操船を行い、比船に接触したと発表した。
BFARの発表によると、接触事件が発生したのは11日午前7時45分頃。パグアサ島にある砂州の一つサンディ・ケイ4にBRPダトゥ・カバヤイロが接近しようとした際、中国民兵船が比船の右舷側の船首に「意図的に」接触したという。
またBFARによると、今回の巡視任務は2隻体制で行なわれ、民兵船の妨害にかかわらず任務を遂行し、パグアサ島の船着き場に寄港したという。(竹下友章)