再選目指す現職が優勢 首都圏市長選アンケート調査
5月9日の統一選挙における市長選で、主に首都圏の市長候補のうち、再選を目指す現職候補が優勢とのアンケート調査の結果が発表された
5月9日の統一選挙における首都圏の市長選について、再選を目指す現職候補が優勢とのアンケート調査の結果が発表された。RPミッション・アンド・デベロップメント・ファウンデーション社が4月17~21日にかけて実施した調査で明らかになったもので、28日の英字紙スターが報じた。
ケソン市ではジョイ・ベルモンテ市長が65%の支持率を得て、次点のマイク・ディフェンサー下院議員(33%)を引き離している。
パシッグ市ではビコ・ソット市長が67%の支持を獲得し、イロ・ベルナルド副市長に大差をつけている。
マリキナ市では、マーシー・テオドロ市長が支持率58%で、現下院議員のバヤニ・フェルナンド元市長(38%)を押さえてトップを確保。
その他、マカティ市ではアビー・ビナイ市長が95%、ラスピニャス市のイメルダ・アギラー市長は91%、パテロス町のミゲル・ポンセ市長(88%)、パサイ市のイメルダ・ユビアノ市長(93%)、サンフアン市のフランシス・ザモラ市長(85%)と現職がいずれも高支持率を得ている。
一方、現職下院議員が市長選に立候補しているケースでは、バレンスエラ市のウェスリー・ガチャリアン下院議員が支持率90%、ナボタス市のジョンレイナルド・ティアンコ議員が88%、パラニャーケ市のエリック・オリバレス議員が78%とかなり優勢だ。
またカロオカン市では、デール・マラピタン下院議員が85%で、対立候補のエドガー・エリス下院議員の15%を、タギッグ市では前市長のラニ・カエタノ下院議員が70%で、アーネル・セラフィカ前下院議員の25%をそれぞれ大きくリードした。
さらにモンテンルパ市ではルフィー・ビアゾン下院議員が85%の支持を受け、中堅の政府役人であるレッド・マリナス氏を13%で押さえている。マニラ市では、ハニー・ラクナ副市長が55%で、アマド・バガッチン元下院議員(18%)を上回っている。
マンダルーヨン市では、元中央選挙管理委員会委員長のベンジャミン・アバロス(シニア)候補が88%とトップ。マラボン市ではジーニー・サンドバル元副市長が56%で、現職のアントリン・オレタ市長の弟であるエンゾ・オレタ市会議員の42%を若干上回っている。
今回の調査は首都圏の回答者1万人に対面式インタビュー形式で実施した。(岡田薫)