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　ミンダナオ地方ダバオ市と地方の州を結ぶバスが、市外で乗客を拾うことを禁止する条例のため途中で乗客を拾うことができなくなり、バス会社20社に赤字が出始めている。

　南ミンダナオ・バス運転者協会によると、ミンダナオ中部のブキドノン州でバスに仕掛けられた爆発物が爆発、乗客の大学生ら10人が死亡、40人余りが重軽傷を負った12月の事件がきっかけになって、ダバオ市が急きょ条例をつくった。バス会社は同市と、市外であっても主要駐車場で乗客を拾うことができる例外をもうける合意書を交わしたものの、終点外での途中乗車はほとんどできなくなった。

　市警備当局は監視カメラのバス内設置を求めており、バス会社はさらに経営が苦しくなっているという。（22日・ビジネスワールド）