ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2004.3.29|政治 (politics)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
イスラム系住民を懐柔
アロヨ大統領はこのほど、セブでの住民との対話集会でイスラム系住民向けの墓地建設を確約した。墓地建設については、これまで地元選出のクエンコ下院議員に陳情を重ねてきたが実現していない。
セブ・ムスリム連盟スポークス・マンのナジブ・アンダン氏によると、イスラムの慣習では死後最長一日以内に遺体が埋葬されなければならないという。セブにはイスラム教徒用の墓地がないため、高い費用をかけて船や小型飛行機をチャーターし、ミンダナオまで遺体を搬送するケースもあり、同氏は「大統領は約束を実行してくれることを希望している」と述べた。
大統領はこのほか、再選を果たしたらとの条件付きで、貧困層向け住宅供給やココナツ苗木の植林などを確約した。(27日・サンスター)