台風ヨランダ(30号)
[ 405字|2014.7.6||気象 災害 (nature) ]
レイテ州タクロバン市入りしている自衛隊、医療支援活動始める
米海軍が主導する人道支援訓練「パシフィック・パートナーシップ」の一環として、台風ヨランダ(30号)被災地のビサヤ地方レイテ州タクロバン市入りしている自衛隊が5日、医療支援活動を始めた。またフィリピンの自治体関係者との親善バスケット試合も行われ、自衛隊、米豪両軍の隊員が台風被災者の声援のもと汗を流した。
自衛隊の医療チーム約20人は同日午前、米豪両軍関係者とともにタクロバン市内の東ビサヤ地域病院で、救急治療、感染症予防、トラウマ(心的外傷)治癒(ちゆ)などに関し、比の医療従事者と意見交換。被災住民への診療など本格的な医療支援は7日から始まる。
親善バスケット試合は5日午前、同市バランガイ(最小行政区)88で開かれた。自衛隊は比の自治体関係者チームと対戦。試合は64対37で、自衛隊が敗れたが、会場に集まった被災者ら約200人が必死でプレーする自衛隊員らに声援を送っていた。(セブ支局・今野喜六)