集団埋葬
レイテ州の遺体埋葬を7日に完了へ
コロマ大統領府報道班長は4日、台風ヨランダ(30号)で被災したビサヤ地方レイテ州タクロバン市で埋葬されていない遺体の埋葬完了予定日を、当初の4日から7日に修正すると発表した。遺体の身元確認作業が終わらないためという。
同報道班長によると、デリマ司法長官は、身元特定のための捜査員の増員を国家捜査局(NBI)に指示、すでに同市に派遣されたという。報道班長は、これまでかなり詳細に行われてきた身元確認作業を簡略化し、時間を短縮することも想定されていると明らかにした。
また、一時的に埋葬された遺体の中には、まだ身元確認が終わっていない遺体もあるため「必要であれば発掘して、確認作業を行う必要がある」とも話した。
一方、ラクソン復興担当によると、厚生省のガリン次官がレイテ州入りし、遺体の埋葬を早めるため、作業員の増員を指示したという。また、公共事業道路省(DPWH)が埋葬用の重機を追加で同市に送った、と語った。
ラクソン復興担当によると、4日現在で埋葬されていない遺体は952体だという。